2010年12月1日水曜日

その他(研究計画書の例を販売)

他大学で、このブログの記事作成にも協力してくれている(というかアカウント管理をしている)友人が、ハッピーキャンパスにて研究計画書の販売を開始しました。
当初は無料で公開しよう、などと友人と話していたのですが、卒業論文やインターンなどでアルバイトの時間がないため、ハッピーキャンパスでの販売という形にしたようです。私の研究計画書についても、順次公開できればと思います。が、恥ずかしいので悩みます。笑

もちろんこの文章構成や内容が一次試験の合格を保証するものではないですが、HMBAを受験したいが研究計画書ってそもそもなんだ?という学生の方には有益だと思います。

http://www.happycampus.co.jp/docs/960272308491@hc09/72177/(ハッピーキャンパスへのリンク)

<追記>
まだ1ダウンロードですが、推薦??されました!笑
昨日は友人合格者たちとの忘年会だったんですが、100%だーっとかくだらないことばっか言ってました。w

2010年10月28日木曜日

4、HMBAについて(将来計画書)

卒論などで更新が遅れました。最近は研究室と図書館に入り浸ってます。
ちなみにうちの大学の図書館の地下はiPhoneの電波が通じないです。
せめてwi-fiだけでも飛んでいればいいのに。

今回は将来計画書について書こうと思います。
特定がちょっと怖いので、気をつけたことなどを中心に。

HMBA入試ではいわゆる研究計画書を「将来計画書」と言います。
他のMBAによっては研究計画書が一次試験の代わりになっているところがありますが、
一橋MBAでは将来計画書の提出者は全員一次試験に進むことができます。
ただ、二次試験の面接時には必ず将来計画書の内容について問われるので、
ここで気を抜いて書くと後半必ず後悔すると思います。

まず将来計画書の形式は、
①[今までの職歴・地位など(社会人のみ)]
②[志望動機]
③[入試後の計画]
④[修了後の計画]
です。文字数は2000字程度ですので、一般的には1800~2200字でしょうか。
ちなみに私は新卒で知り合いにも新卒しかいないため①は飛ばします。

表紙は入試ホームページにからダウンロードできる募集要項の最後に添付されています。
作成方式は手書きかwordで、word用の作成用紙は募集要項と一緒にダウンロードできます。
僕はwordで書きましたが、知り合いには就職活動時と同じで世間体?から手書きで書いた人もいました。


実際の作成ですが、私は個人ではなくゼミの教授に何度かアドバイスをもらいながら書きていきました。
将来計画書作成時に使用した参考書は、
「国内MBA研究計画書の書き方」と「研究計画書デザイン」です。



私はまず「国内MBA研究計画書の書き方」を先輩から借りて読んだのですが、
漠然としていた計画をどこまで具体性を持った形にするか、と、志望動機と入学後・修了後の計画の一貫性の作り方についてこの本から影響を受けました。
特に、入学後の研究については、私は受かってから考えるものだから抽象的に方向性だけ書こうと思ってたのですが、この本ではみなさんきちんと背景から現状、問題意識と具体的な研究方法まで記述していたので、出願まで時間がなかったこともあり、一気に焦りました。
(ただ正直思うのは、唯一新卒受験生の例として挙がっている計画書があまりにまとまってなくて、これでも受かるのかと思いました。以前は形式がはっきりと明示されていなかったのにしても、他の受験生とのレベルの違いが凄すぎて驚きです。)

将来計画書作成時には、おそらく他の受験生もこの本を一度は手に取ると思うので、本屋で見つけた際にも見てみることを勧めます。


次に「研究計画書デザイン」ですが、
これはどちらかというと、計画書作成よりも大学院への心構えについて影響を受けました。
というのもそもそも購入したのが計画書をある程度まとめた後の出願1週間前で、これから1から作り直すのはヘビーすぎると思ったため、計画書作成のページはあまり読めてないです。笑
ただ、出願後読んだときには頭を抱えました。理由は先生から受けたアドバイスがだいたい書いてあり、さらに面接時の質問を想定した書き方という点でもっと改善できたと思ったからです。w



僕の将来計画書の文字数は、なんだかんだ2800文字程度だったのを
削りに削って最終的に約2100文字に収めました。
全体のバランスについては
②[志望動機:800文字]
③[入試後の計画:800文字]
④[修了後の計画:500文字]
を目安に考えましたが、修了後の計画をもう少し文字数を増やして具体的にすべきだったと思います。


では、各項目について、②の志望動機。
私は論理的思考力の向上と、経営学の体系的知識の修得を志望理由として挙げ、これらを中心にまとめました。
前者では、HMBA特有のカリキュラムである古典講読やワークショップで思考する機会を得ることができ、そのアウトプットしてレポートや議論の機会があるという点が魅力的だと書きました。(ものすごい省きましたがそんな感じです。)
そして後者では自身のキャリア目標のためには経営学を理解する必要があることを挙げ、HMBAの講師陣の講義を受けたいということをひたすら書きました。w

③では入学後の各年次の学業計画も書きたかったのですが、結局800文字全部を研究計画に使いました。
ここは、ますおおざっぱに「研究テーマ」と「研究内容」「研究方法」にわけ、問題意識や研究価値、現状などは全部研究内容にぶちこみました。細かく分けて書くと変だったので。
内容については「国内MBA研究計画書の書き方」の31歳の方の形式を特に参考にして書きました。

④は、元々行きたかった業界があったので、その業界の問題点とHMBAで学んだことをどう活かすかをまとめました。が、面接ではもっと具体的に何さ?と言われまくったので、微妙だった様です...

今日は眠いので、ちょっと休憩...

2010年10月10日日曜日

全参考図書一覧

他のHMBA関係ブログや在校生・卒業生から薦められた参考書で、
僕が実際に使った参考書です。僕はこれで十分だと思います。


<将来計画書>
国内MBA研究計画書の書き方
研究計画書デザイン
日本語の作文技術




<筆記英語>=TOEIC750点
(文法)forest
(単語)all in one, 究極単語
(長文)長文読解講義
(問題集)TOEIC



<筆記小論文>
(経営学知識)
経営管理入門
経営学入門
(経営学事例)
経営戦略
(文章、要約)
吉岡のなるほど小論文
社会人入試の小論文


3、HMBAについて(日程、説明会)

<日程>
平成23年度のHMBAの入試日程は...

1、出願期間:8月16日~23日消印有効
2、一次試験:9月9日(木)10時~16時 [合格発表:9月21日]
3、二次試験;9月26日(日)9時半~17時(20分程度)
4、合格発表:10月7日(木)

でした。22年度と比べると全体的に1週間程度遅いです。
ちなみに過去問の発売はHMBAの入試HPで6月上旬(?)に販売開始です。
過去問は他の修士課程の過去問も載っており120ページ程度あるのですが、HMBA自体は最初の8ページくらい。完全に無駄ですよね。

<説明会>
HMBAの説明会ですが、出願期間開始約一ヶ月前の7月10日に行われました。
人数は130人以上は来てた記憶が...自信ないです。意外に少なくて驚きました。
場所は一橋大学内にあるマーキュリーホール。すごい清潔な感じ。
僕は当日大学のゼミナールで10分程度遅れたので後ろの席でしたが、何も問題なく聞けましたね。









(一番後ろから撮りました)


説明会のプログラムについてはHMBAのホームページに記録があるでそっちで。
プログラム前半の説明についてはメモをとったのですが、メモは失くしてしまって覚えてないです...特に重要なことはなかったような。
パネルディスカッションは講師1人と、卒業生2人在校生3人がパネラーとして参加。
在校生は社会人学生と新卒学生がいたのですが、新卒学生がたしか一橋の5年間プログラム(学部4年時にHMBA1年を同時進行)の生徒だったので、そこはどうかなと感じました。
内容としては、受験と入学後のライフスタイルについての質問が多く、やはりレポートや発表前はすさまじく忙しいということでした(とは言っても普段はそこまで大変ではないそうです)。
受験については元々経営専攻ではない方が多く、どの程度筆記に向けて経営学を学んでおくか、という点で役に立つ話が聞けました。(筆記対策の記事で書きます)
あと、恥ずかしながらそこで初めて僕は院試予備校の存在を知りました。調べてみたら高額。どのくらいの人が通っているのだろうか。

プログラム終了後の在校生との質問タイムは、3人の先輩方と対面しながら質問ができるというものでした。
僕自身は将来計画書とMBA以外の進路について質問をして、その後は他の受験者の質問を聞いてました。将来計画書は、とにかく志望動機と入学後・修了後の計画の一貫性を気にするべきというアドバイスをもらい、MBA以外の進路についてはみなさん就活はせずKBSなど他の大学院を受けたそうです。

説明会では休憩時間と終了後に過去問の購入ができたのですが、50人くらいが並んでいるのを見てみんな余裕だなと感じたり。

2010年10月9日土曜日

2、HMBAについて(カリキュラムや就職、特色)

HMBAとは、Hitotsubashi Master of Business Administration の略で、
一橋大学大学院 商学研究科 修士課程「経営学修士コース」のことを指します。長っ

経営学修士(MBA)自体の説明はここ(wikipedia)で十分として、今回はこのHMBAについて、カリキュラムや特色などを書こうと思います。



<HMBAについて>
まず、HMBAの目的です。
募集要項によるとHMBAの目的は「基礎理論の体系を重点的に教育することにより、現代企業経営に対する洞察力と論理的思考力、オリジナルな問題設定能力を備えたリーダーを養成すること」だそうです。

HMBAを受験する人の多くは、キャリアアップなど、何かしらも目標のための知識・能力の修得が目的だと思います。
ただ、どんなにモチベーションや問題意識があってもHMBA自体の目的とずれていては、時間の無駄になる可能性があります。なので将来計画書や面接の対策の前に一度、HMBAの目的とカリキュラムの中で、自分の目的が達成できるか事前に考えておくべきでしょう。

ちなみに在学生の方に聞いた話では、あいまいに経営学の専門知識の修得を目的に入学すると、社会科学分野の古典講読や大量にレポート課題が課される環境に戸惑うようです。また、英語を使う講義はほとんどなく、英語が苦手という理由で国内MBAを選んだ人には良いかもしれないですが、2年間で英語も勉強したいと考えている人は要注意です。(英語については、僕は受けてないですが青山学院大学のMBA課程では修了要件にTOEIC730点があげられています。おそらく英語を使う講義があるのでしょう。)



<進路・就職>
進路は募集要項にはコンサルティング会社やシンクタンクがあげられていますが、実際には一般企業やベンチャー企業に就職する人も多く、起業した人もいるとかいないとか。facebookで検索すると、意外に多くの修了生が経歴載せているので、いろいろわかります。僕は受験前にはfacebookで見つけた先輩にコンタクトをとってアドバイスもらいました。他の受験生の方々もmixiやtwitterでコンタクトを取って情報収集をしているそうです。モチベーションあがります。


就職サポートについてはあまり評価は高くないみたいです。企業を招いて説明会を開いてるようですが回数は少なく、その他の就職サポートはほとんどないとか。ただ、修了生曰く「なんだかんだでみんな良いとこ決まる」そうです。w 企業名は聞けなかったですがみんなちゃんと笑って卒業できるらしいです笑



<カリキュラム>
次にカリキュラムについては大きく分けて4つ、①コア科目②選択科目③古典講読④ワークショップが用意されているそうです。
①②については「授業科目」、③④については「演習」という枠組みで構成されています。
これも具体的には受けてないからわかりませんが、面接時にHMBAのカリキュラムの中でどういう2年間を過ごす予定かを聞かれることがあるらしいので、募集要項に書いてあるレベルでいいので前提として知っておくべきだと思います。
僕自身は、分析力と文章力の修得を志望動機の一つにあげていたので、①②で分析力の前提となる知識の修得、③で文章力向上、④それまでの知識を利用してひたすら分析力向上、みたいに各構成要素での目的を挙げて適当に予定に合わせいきました。質問されませんでしたが。


<特色>
HMBAの特色については、他大学院との比較は難しいですが、在校生の話を聞く限り特異的な科目は③古典講読だそうです。
説明会時に在校生の方々は「人生で初めての経験」や「レポート作成で文章の書き方を1から叩き込まれる」と言っていました。古典講読はM1(1年次)に行われるのですが、購読した古典についてのレポート作成時にはアドバイザーとしてM2の先輩が提出されたレポートに赤ペンでチェックをするようです。多くの人が最初に提出したレポートが真っ赤になって返ってくるらしい。
僕は小学校の頃から文章を書くのが苦手だったので良い機会だなと思えたのですが、一緒説明会に来てた友人はこれが嫌で慶應KBSを選びました。kBSはケースメソッドが中心らしいので、これもこれで魅力的ですよねじゅるり。



1、新卒だけどHMBA受験

はじめまして。
2010年の一橋大学大学院経営学修士コース(HMBA)の受験記を残します。

受験記として記録しようと思った理由は、
自分の努力の記録を残したいと思ったため、そして今後の受験者の参考としてはないよりマシだからです。

まず前者は、僕は高校受験、大学受験ともに苦手科目の英語に悩まされ、結局21歳まで苦手を克服することができませんでした(ちなみに高2で英検3級に落ちて、大学3年の3月時までTOEIC370点...)。この超不得意科目だった英語の苦手意識を克服し、大学4年の7月にTOEIC750点を達成してHMBAの試験をクリアした過程を自分のために残したいと思ったからです。
そして後者については、僕自身受験時には「一橋MBA死闘物語」を見て、参考資料を購入したりモチベーションを上げたりしました。とても感謝しています。ただ正直ちょっと情報が古かったり、参考資料が多い気がしたのでそこら辺を考えて自分なりにまとめられたらいいなあと受験時から思っていたので...

ちなみに2010年の志望者は191人で最終的な合格者は91人です。(受験時の席番号と合格者発表の数値から)
倍率は2.09倍で、2009年の受験から倍率が2倍を超えて、年々狭き門になっています。
最近のMBAブームから受験生が増えている状況で、国内MBAトップスクールとしてHMBAが志望校としてあげられるのは自然のことかもしれませんが、個々の受験生からすればとにかく自分が合格できるかが重要でしょう。
そんななんとしても合格したいと思ってる受験生の方々に、このHMBAブログが少しでも役に立てばと考えて書こうと思います。
今後は一応受験記ということで、なぜHMBAなのかというところから書いていこうと思います。

一応ブログの作成者はdelly1989ですが、周りに受験した友人が4人ほどいるので、彼らの意見も取り入れながら記事を書ければよいと思っています。ちなみに、大学院受験には学部の学歴、専攻は関係ないと聞きますが、参考程度に僕はマーチの社会学部に所属しています。